exposition

あとは、サンルイ病院の鋳造コレクション、パリ/ベルリン双方の医学史博物館を訪れる。 皮膚学における鋳造技術ははやくから日本に輸入されていたようで、親切な館長から論文を頂く。 入り口にシャルコーの絵が掲げられた医学史博物館では、マレーのグラフ…

パリで活動されている写真家の水島優さんが、東京で個展を開かれるそうです。 お時間のある方は是非。ブログはこちら。 水島優 個展 開催期間: 2010年7月7日(水) 〜 7月24日(土) オープニングパーティ: 7月10日 16:00 - 18:00 場所: サテライツ・アー…

週末にはもうひとつ、コートルード・ギャラリーへ。少数ながら印象派の代表作が並ぶが、フーコーの『マネの絵画』で取り上げられていたマネのUn bar aux Folies Bergèreを見ておきたかった。 背景の鏡に映る紳士と観者の位置が重なるはずが、どこか視線がず…

TateModernは、期待を裏切らない展覧会だった。「Exposed−窃視症、監視、そしてカメラ」というタイトルから、前半は「窃視」が中心。スパイカメラからEvansの地下鉄シリーズ、19世紀以来の米のドキュメンタリー写真や仏のポルノグラフィなどが並ぶが、後者が…

途中、抜け出してウェルカム・コレクションへ。常設展だけだが、こじんまりとまとまった良い展示で、現代の医学とウェルカム卿の人類学・医学コレクションに分かれている。 知らずに行ったのだが、この19世紀末の奇人、Henry Wellcomeの経歴もおもしろい。ht…

オルセーで開かれている展覧会、P.H.エマーソンの小写真展「Photography not art」と、JeanClair監修の「罪と罰」展へ。 前者は、ピクトリアリズム写真についての小さな展覧会。コントラストを抑えたボカし気味の風景写真と、対照的に濃淡の強い人物中心の構…

今週末は、美術館ラッシュ。 Maillolに続き、Jeu de PaummeのLisette ModelとEsther Shalev-Gerz展、Maison europeene de la photographieでのElliott Erwitt-Philippe Bordas-Sarah Moon-Luc Choquerの写真展にいく。 気づけば、ほとんどの現代作家が、少な…

Maillol美術館で開かれている展覧会、「Vanités―生と死、カラヴァッジオからダミアン・ハーストまで」にいく。http://www.museemaillol.com/ タイトルにあるとおり、骸骨などをモチーフに人生の儚さをテーマとした諸作品を、ポンペイの装飾から古典・近代絵…

Bourdelle美術館で開かれている、イサドラ・ダンカン展へいく。予想以上に楽しめた。 20世紀初等にアメリカから来た彼女がBourdelleとも親交があったことから、彼女にまつわる画家や彫刻家の作品、写真、映画などをバランスよく配置した展覧会。周知のとおり…

19世紀写真展覧会とコンデ美術館のサロン展示を目当てに、Chantilly城へ。 前者については、城の一室に20点ほどのこじんまりとした展示であったが、Gustave le Grayの海写真やBraunのアルプス写真、Bisson兄弟やRoger Fentonのクリミア戦争報道などなど、19…

朝一のTGVで3時間かけてZKMへ。 念願のメディア・アート館へ行き、インタラクティヴ・アートを一通り楽しむ。20年を記念して、「修理して」まで作品を一同に展示した会場では、ひとつひとつ、説明書のない機器を手探りで操るように、作品とのやりとりをおこ…