サルトル・メモ。

彼の言う「内在性の幻想」について。
L'conscienceとL'imageとL'objet
対象を見て意識の中で作られたイメージ、つまりそれは、L'image de l'objet、対象のイメージ。他方、対象のないイメージがあり、もちろん意識のなかにあるはず。

「内在性の幻想」とは、対象のないイメージと対象のイメージ、強いては、その対象までもが、意識に内在していて、なんの違和感もなく同等視されてしまうこと?


それをよく表している、ヒュームを引用。
質と量を全く持たないイメージ、質と量を正確に持つイメージ、を持つことは不可能だから、それらに制限されない、つまり両極の間にないイメージを持つことも不可能であるということ。


これらを否定してサルトルは言う。
だから、意識のなかにイメージがあるとか、イメージのなかに対象があるとか、そんな主体のなかで自己充足してしまう空間的な図式ではなく、イメージとは、常に外在する対象との「関係」である。
たぶん。