「寓意的手段:現代アートにおけるアプロプリエーションとモンタージュ」
ブックローさんを読み始める。訳語の問題や分量も息も長い文章、道は長くて険しいが、おもしろい。

ベンヤミンアレゴリーを意識しながら、現代アートにおけるアプロプリエーションやモンタージュ(写真、映画)の技法、その美的性質を読み解く。と、題名も言っているな。


「(象)徴としての日用品の受容は、すでにマルセル・デュシャンのレディメイドや、シュビッタースのコラージュ作品における本体(物体)において起こっていたのである。そこでは、広告によって商品のサービスへと引き入れられた言語とイメージが、消耗したシニフィアンの並置や断片化というモンタージュ技法によって寓意化されていたのである」


レディメイド、フォトモンタージュ、広告・・・へとどんどん応用できるか。注意は必要。