book

1ヶ月前にフランスに注文した本がやっと届く。 成田で「受取人休暇中」というから業者が休みなのかと思ったら、僕が休暇中ということだったらしい。予定を教えた覚えはないのに。

『自由を考える―9.11以降の現代思想』

写真の哲学のために ヴィレム・フルッサー

箇条書きで失敬。写真を情報化の第三段階として捉える視点。 伝統的画像→テクスト→テクノ画像 ここでは、画像を補うテクストを補うテクノ画像。 (記事が挿絵を説明していたのに代わり、写真が記事を図解するという転倒) テクストが画像を説明するのでなく…

シニフィエとシニフィアンを見出したソシュールによる「第2の発見」に注目し、「言葉」を起点に「無意識」との関係を考察する一冊。さーっと読めた。 ソシュールの一般言語学において、ラング(表層のロゴス、制度化された構造)とランガージュ(深層のロゴ…

今朝、郵便ポストに届いた本。 こんなにこざっぱりしてなくて、旧版の装丁はタイトル共に、なかなか不穏なのだが、副題に惹かれて購入。(出版社も変わってる!) ざっと読んだけど、当時の文化(芸術)と社会(政治)の切っても切れない動向に、<モンタージ…

少し長くなるが読書ノート。 クレーリーは、視覚−視覚装置+観察者(主体)−の18世紀を中心とした精緻な考察をもとに、従来とは異なるその変容を導き出す。しかし精緻過ぎて、少し疲れた。 視覚の形式やモードが過去の遺物として如何に取り残されているか。…

そうして一日、日給バイトをこなした帰り道、古本屋に寄って見つけてしもた残存するイメージ―アビ・ヴァールブルクによる美術史と幽霊たちの時間作者: ジョルジュディディ=ユベルマン,Georges Didi‐Huberman,竹内孝宏,水野千依出版社/メーカー: 人文書院発売…