2007-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ダラダラ呼んでたヒュイッセン、After the Great Devide、序章と1−1。 序章 19世紀以降のモダニティの文化は、良くも悪くも、高級/大衆文化の不安定な関係性によって、悉くその二分法によって、特徴付けられてきたといえる。芸術においては、形を変えな…

今月は何かとダラダラしてしまった。いかん。

"Against Plurarism" - Hal Foster

前日まで、論文要旨のつもりが訳文になってしまった。しかも適当。 ざっとまとめる。フォスターは、1980年代前半の芸術(と建築)における多元主義が生まれた諸条件を分析して、そのイデオロギー性を激しく批判している。 フォスターが80年代までの前史をまと…

そうした一戦略―それ自体に抗うクリシェ―は、モダン・アートにおける特定の問題を指摘している。周知のとおり、モダン・アートはのスタイルは、商業的に搾取されている。そうした搾取は今や、多くの現代アートにとっての口実になっている。現代アートは、古…

後ろの前衛? 今日、アヴァンギャルドは死んだと聞かれる。現代アートは、アカデミーとアヴァンギャルドとの対立よりも、公的な形に仲介された特権的な形の結託によって支配されている。さらに芸術は、流行を支配するような周期的なメカニズムによって導かれ…

フォスターによれば、芸術における多元主義は、現状維持を脅かすことのない、寛容性を示している。多元主義にはそれ自体の原理がなく、そこでは、古い価値が蘇る。独自性や先見性、天才、傑作といったものを、写真を用いた手法やコラージュ、レディメイドな…

フォスター

多元主義というひとつのイデオロギー。 この多元主義自体が、ひとつの立場であり、問題含みであること、 つまり、それが変化させられるよう条件付けられたものであることを明確にしたい。 元来、多元主義とは50、60年代から批判されていたものであもあったが…