2006-10-01から1ヶ月間の記事一覧

シニフィエとシニフィアンを見出したソシュールによる「第2の発見」に注目し、「言葉」を起点に「無意識」との関係を考察する一冊。さーっと読めた。 ソシュールの一般言語学において、ラング(表層のロゴス、制度化された構造)とランガージュ(深層のロゴ…

今朝、郵便ポストに届いた本。 こんなにこざっぱりしてなくて、旧版の装丁はタイトル共に、なかなか不穏なのだが、副題に惹かれて購入。(出版社も変わってる!) ざっと読んだけど、当時の文化(芸術)と社会(政治)の切っても切れない動向に、<モンタージ…

October掲載のピカビア論"The Artwork caught by the tail"を読む。 カコジル酸塩をもって、訳の分からん作品解釈を続けるなぁと思ってたら、えらく突然、理論へと入り出した。 ピカビアのTableau dada とは何なのか? 分析を終えて、筆者が取り出したのは、…

ドイツ・ダダのフォト・モンタージュは、断片化された写真が記号として重積されて、その過剰さも相成って、見る者の視線はその上を参照点なく彷徨い、それぞれの記号としてのその意味内容が、重層的にメタレベルへと吊り上げれていく。 対して、ピカビアの写…

これとこれ

作品