2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

大阪は九条まで、映画を見にいった。 『パラダイス/ナウ』 http://www.uplink.co.jp/paradisenow/ イスラエルに対する自爆テロを決行するパレスチナ人の48時間。言われるまで気づかなかったけど、地獄の黙示録をもじったタイトル。映画の構成、登場人物、リ…

発表終わり。19世紀の挿絵だけで、まずは一山作ること。 ボードレールやベンヤミンなどの言説のみならず、技法なんかも押さえていくこと。挿絵に付随するテクストも読解していく。パノラマの戦争画など。写真に関しては、フルッサーの精読、ミッチェルや引き…

[book] burden of representation John Tagg 部分試訳(続き) ベンヤミンが画像の「礼拝的」価値と呼んだものは、写真が人の興味を惹かないほどに共通のものとなったときには、事実上、根絶された。それはすなわち、写真が、何の剰余的価値residual valueに関…

[book] burden of representation John Tagg 部分試訳 1、A Democracy of the image前節:カルト・ド・ビジットによる肖像写真の商品化 ナダール;顧客との深いつながり ←パトロン的関係 ディズベリ;個人的関係の消失 ←資本主義的関係Ⅳ しかしながら、市場…

[book] burden of representation John Tagg あらゆる写真が、現実の写しなどではなく、特定の文化的・社会的・歴史的産物なのであり、なんらかの歪曲を被っているという立場。インデックス的性質もまた、技術的・文化的・歴史的過程が作りだしたものであり…

写真史家が前提とすること→写真の迫真性 それはつまり、真に迫るということであり、映り撮られた対象そのままの真であるということではない。出来事の証明として機能するように見せかけて、その実、雑誌というコンテクストに載った写真は、そのなかで偽装的…