神戸大学芸術学研究会の告知です。
11月24日に開催される本年の研究会では、「身体と同一性」というテーマのもと、東京から橋本一径先生、京都から佐藤守弘先生をお呼びすることになりました。
※発表タイトルを追加しました。【チラシpdfのダウンロード

是非、足をお運びくださいますようよろしくお願いします。詳細については随時こちらにもアップされる予定です。


第七回神戸大学芸術学研究会
「身体と同一性」
現在、われわれの身体は何処にあるのだろうか。ネットワークにみずからの身体を接続し、記録、公開することが常態化しつつある現在、その欲望や衝動を駆り立ててきたのが、19世紀以来の複製技術と身体の遭遇にあったことは疑いない。では、われわれの身体は実際にそれらテクノロジーとどのように接続し、混ざり合い、表出させられてきたのか。そのとき、身体の同一性は、どのように保証され、または揺るがされるのか。本研究会では、肖像写真、フォノグラフ、遺影写真を具体例に、以下のパネリストの報告から「身体の在処」を議論していく。

2012年11月24日(土)14:30~
神戸大学 人文学研究科A棟学生ホール
14:30 - 開会/司会:増田展大(日本学術振興会特別研究員)
14:40 - 報告1 橋本一径氏(早稲田大学文学学術院准教授)
「肖像権と同一性
――19世紀フランスにおける写真の著作権をめぐる議論を通して」
15:15 - 報告2 秋吉康晴氏(神戸大学人文学研究科博士課程後期課程)
「おしゃべりするフォノグラフ
――1877~1878年の蓄音機受容における声の同一性」
16:00 - 報告3 佐藤守弘氏(京都精華大学デザイン学部准教授)
「遺影と擬写真
――ずれていく同一性」
16:35 - 全体討論
17:30 - 終了予定

主催:神戸大学芸術学研究会・映像と諸文化研究会
神戸大学大学院人文学研究科古典力・対話力プログラム
問い合わせ:nobu0125888(at)gmail.com