[book] burden of representation John Tagg

The Burden of Representation: Essays on Photographies and Histories
あらゆる写真が、現実の写しなどではなく、特定の文化的・社会的・歴史的産物なのであり、なんらかの歪曲を被っているという立場。インデックス的性質もまた、技術的・文化的・歴史的過程が作りだしたものであり、それらは、経験や欲望を組織化し、「新たな」現実を作り出す。
というバルト批判から始まる本書。


確かにそうしたことを実証するには、犯罪写真や監視社会を考察すれば手っ取り早いだろう。ただ、雑誌写真を考察するうえでは、こうした立場を踏まえた上で、その写真が情報として流通していく過程をも踏まえなければならない。写真の情報化。