スイスで行われた展覧会のカタログが届く。残念ながら現地を訪れることはできなかったが、『犯罪の劇場』というタイトルで、ベルティヨンとも親交のあったスイスの犯罪科学の創始者、Rodolphe A. Reissによる犯罪写真展が開かれていた。彼の文章は読んだことがあったのだが、死体を真上から撮影するベルティヨン式の犯行現場写真を踏襲した、かなり凄惨な死体写真や指紋・足跡写真なども数多く残されている。「生き生きとした」身体鍛錬の裏側にある身体表象のひとつとして。
Theatre du Crime 1875-1929 Rodolphe A. Reiss

http://www.elysee.ch/index.php?id=134