告知その1

以下に登壇させて頂きます。どうぞよろしくお願いします。 KG+ | Stephon Russel, COMMON GROUND写真家ステファン・ラッセルさんの展覧会「COMMON GROUND」のオープニングで「BOXHEAD」シリーズを巡って佐藤守弘さんとトーク・イヴェントを行います。 5月10…

来週、神戸大学芸術学研究会が開かれます。是非ご参加ください。 詳細はコチラからどうぞ。 第八回神戸大学芸術学研究会「折り重なるメディア」 日時・場所 時間:2014年1月11日(土)14時~ (聴講無料・来聴自由) 場所:神戸大学 文学部A棟1階 学生ホール…

ドイツの生理学者エヴァルト・ヘリングは1876年の論文で、私たちの日常生活の意識的な記憶と獲得形質の遺伝を通じて伝達される「系統発生的な記憶」とのあいだに、緊密な結びつきがあることを示唆していたそうである。 Über das Gedächtnis als eine allgeme…

Georges Didi-Huberman, L'album de l'art à l'époque du musée imaginaire Georges Didi-Huberman, Quelle émotion ! Quelle émotion ? Catherine Bouchara, Charcot : Une vie avec l'image Rae Beth Gordon, De Charcot à Charlot : Mises en scène du co…

トム・ガニング、「変容するイメージ――変身と運動におけるアニメーションのルーツ」 in. Pervasive Animation, ed. Suanne Buchan, AFI Film Studies, 2013「あらゆる映画はアニメーションであった」というマノヴィッチの論争的な主張と、昨今のアニメーショ…

ゴードロー、デュラックらによる初期映画論集が昨年出版されていた。A Companion to Early Cinema作者: André Gaudreault,Nicolas Dulac,Santiago Hidalgo出版社/メーカー: Wiley-Blackwell発売日: 2012/07/02メディア: ハードカバーこの商品を含むブログを…

美学芸術学論集第9号が刊行されました。 近日中にDL可能になるはずですが(なりました!)、送付希望の方はご連絡頂ければお送りします。 特集「身体と同一性」の序文を書かせてもらいました。視聴覚文化論からヴァナキュラー写真論まで、今年も興味深い論…

11月末から一週間、Mechademia 3rdConferenceに参加するため韓国を訪れた。久しぶりに備忘録。 ボチボチ続けてきたアニメーション研究について最近は頻繁に発表する機会を頂いたが、ひとまずの締めくくりがジャパノロジー研究で有名なこの学会での発表となっ…

神戸大学芸術学研究会の告知です。 11月24日に開催される本年の研究会では、「身体と同一性」というテーマのもと、東京から橋本一径先生、京都から佐藤守弘先生をお呼びすることになりました。 ※発表タイトルを追加しました。【チラシpdfのダウンロード】是…

神戸大学芸術学研究室紀要の最新号が刊行されました。 第八号の特集は「脳/美学」というタイトルです。これまでで一番の頁数もさることながら、寄稿者の皆様のおかげで内容も大変おもしろいものになっています。近日中にはダウンロード可能になるかと思いま…

『言説、形象』の翻訳もあり、フィギュール論の変遷を追いかける。 Philippe Duboisも紹介していたように、リオタールからの映画論的応用や形象分析、美術史やニューメディア論との交差といった90年代以降の流れがあったように思うのだが、最近はどうなのだ…

Thomas Demand展へ、生デマンドから真摯な制作方法を聴くことができた。 被写体を構成する紙の質感、煌めくディアセック加工、観者を映し込む巨大なフォーマット。これらの特徴によって、有機物を再構成した被写体は、CG映像のデジタル画面を想起させる無機…

先日、ycam山口情報芸術センターへメディアアートの作品を見に行った。 視線を通じて世界と繋がる。― 視線入力技術 LabACT vol.2 「Eye-Tracking Informatics〜視線のモルフォロジー」 日付/時間 :2011-12-04(日)-2012-03-25(日)11:00-17:00 http://www.…

今週末はこちらへ。 公開研究会「マンガ芸術論」 『美術フォーラム21』の特集号をめぐって本研究会は、『美術フォーラム21』24号の特集「漫画とマンガ、そして芸術」(2011年11月刊行)を手がかりに、従来隔たりがあった「マンガ」研究と「芸術」研究を交差…

モバイルメディアを転換点として捉え、iphoneアプリもたくさん製作されているメディア作家の赤松正行さんのお話を聞きにこちらへ。 前回の研究会が物語や表象レヴェルにおけるマクロなレヴェルでのタイムマシン論であったとすれば、今回はモバイルメディアの…

今月末の土曜日、以下の研究会に企画・司会で参加させて頂きます。 東西から8人もの研究者が集まります。是非、足をお運びください。 簡単なサイトも作りましたので、詳しくはコチラ。 映画=表象の政治性 場所:立命館大学(衣笠キャンパス)創思館401-402…

あけましておめでとうございます。 フランスで活躍する写真家の水島優さんの個展が神戸で開かれます。併せて、唄邦弘さんとトークショーも開催とのこと。 「水島優 展 影の肖像」 会期: 2012年1月10日(火)-1月21日(土) 11:00-19:00(水曜日定休) 関連企画:1 …

展覧会は結局、民族博物館とユダヤ博物館、中央文書館の3つを訪れた。 1、ケ・ブランリーでのInvention du sauvageは、人類学博物館が植民地支配とそのスペクタクル化をみずから振り返った展覧会。万博や縁日で「未開人」や「奇形」を見せ物にした写真やポ…

遠征しての発表、なんとか無事終了しました。 ひとりで何だか場違いな映像を流していましたが、重たい空気の会場が少しでも笑ったときに初期アニメの「多幸的な世界」というのが広がっていたような気もした。宮崎アニメを教訓として読むつもりは一切ないが、…

明日になったので、再掲です。よろしくお願いします。 第6回神戸大学芸術学研究会「脳/美学―脳科学のイメージ(論)」 日時 時間:2011年11月19日(土)13時~ (聴講無料・来聴自由) 場所:神戸大学 文学部A棟1階 学生ホール【会場案内】 主催:神戸大学…

身体表象の異なる系譜として、アニメーション史を辿る。ジブリ論が出発点に。映画というテクノロジー経験 (視覚文化叢書)作者: 長谷正人出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2010/11メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 22回この商品を含むブログ (22件) を見る…

10月16日美学会で発表させてもらう。既に書かれてもいるが、被災地では少しだけ写真洗浄のお手伝いをさせて頂くこともできた。 強烈な臭気に襲われながら、アルバムから写真をひたすら剥がしていく作業。頑丈な古写真や白黒写真に比して、カラーは被写体が同…

「脳/美学―脳科学のイメージ(論)」

昨年のゲーム研究会に引き続き、神戸大学芸術学研究会が来月に開催されます。 研究フォーラム「脳/美学―脳科学のイメージ(論)」 「脳の10年」とも呼ばれた1990年代以降、脳科学は「心」のメカニズムにかんして次々と新しい発見をもたらしている。その成果…

生理/心理学史から認知系脳神経科学への流れを探る。暴走する脳科学 (光文社新書)作者: 河野哲也出版社/メーカー: 光文社発売日: 2008/11/14メディア: 新書購入: 7人 クリック: 99回この商品を含むブログ (43件) を見る意識は実在しない 心・知覚・自由 (講…

来週末、以下のイベントが開催されます。トポグラフィの日本近代―江戸泥絵・横浜写真・芸術写真 (視覚文化叢書)作者: 佐藤守弘出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2011/04メディア: 単行本 クリック: 48回この商品を含むブログ (47件) を見る 佐藤守弘『トポグ…

フランスでも、ゲーム研究の書物が出ていた。 『ビデオゲームの哲学』 Mathieu Triclot/Philosophie des jeux vidéo Mai 2011 – Ed. Zones / La découverte – 19 €この出版社は、オンラインで読めてしまうそうで、おもしろかったら買ってくれとのこと。 今…

19世紀末のフランス実験心理学について調べていると、同時代の写真や映画との結びつきについては、両者の「同時代性」ばかりが根拠とされているような印象をもっていたのだが、やはりそんなことはなく、クレーリーやキットラーの問題設定を実証的に検証する…

僕が編集に関わってきた神戸大学『美学芸術学論集』7号が刊行されました。 「特集:テレビゲームの感性的論理」ということで、面白い論文を3本も!寄稿して頂いています。 学術成果リポジトリからも見れますので、どうぞご高覧ください。 神戸大学『美学芸…

Penser l'image 所収の論文、マリ=ジョゼ・モンザン「出所と行先のあいだのイメージ」を授業で読んでいる。 「出所provenance」という語彙を用いる眼目は、主客関係のあいだでイメージを安易に「客体」と捉えてしまうような従来のスタティックな認識論批判…

長谷正人『映画というテクノロジー経験』刊行記念トーク・ショー 

「映画を見るという経験とは何か?」 ―映画を見るという経験とは何か?― 映画をめぐる素朴かつ根源的なこうした問いを、リュミエール、山中貞雄、グリフィス、小津安二郎、宮崎駿、塩田明彦などの映画作品が与える身体感覚を手掛かりとして探求する長谷正人…