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この間、授業で発表。Robert Breerの『A Man and His Dog out for Air』(1957)について。 決して先行研究が多くなく、この時代のアヴァンギャルド映画については分析を寄せ付けぬ作品に政治性を接木した論文が多いが、その技術的自己参照やDubois論文などを…

今日の授業に来ていた写真家、Jacquline Salmonの作品は他に比して興味深いものだった。 ≪地理書記法géocalliographie≫と称されたシリーズは、写真イメージを従来の地理学・気象学の表記法と組み合わせることによって制作されている。18・19世紀の古地図を参…

後期の授業が始まる。 内容は、アーティストへのインタヴューとアヴァンギャルド映画についてのゼミ発表の他、哲学科のフーコー論、デュボワの授業にも出てみるが、これも学生の発表のようで、初日は、アメリカのファウンド・フッテージ映画の監督、ビル・モ…

今年最後の授業。 Poivert先生の授業では、ジル・カロンのアーカイヴの管理者/近親者の方が来て、インタヴューするという授業だった。 途中、先生が今期の授業の主な論点を説明されてたので、以下メモし。

ディディ=ユベルマンの授業、引き続きファロッキの作品について。前回がイメージ受容の話だとすれば、今回はイメージ制作の話であった。端的に言えば、ベンヤミンの「生産者としての作家」を通じて、ファロッキの実践を読み解くというもの。ここでも、イメ…

Jeu de Paumeの本屋は、写真や映画からビデオまで、英語系もよくそろっていた。今後チェックすることにする。Poivert先生の授業では、Gilles Caronの68年写真とバルトやブルデューの理論との並行性、最後にはゴダール映画のミザンセヌとの類似性が指摘される…

ディディ=ユベルマンの授業へ行く。 ヴァールヴルクのムネモシュネについて、と聞いていたが、ギデオン、ベンヤミン、ヴィリリオなどを参照しつつ、ファロッキの作品分析が主な内容であった。おもにヴィリリオとフルッサー、またドゥルーズなどを参照しつつ…